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よくあるご質問

こちらでは、アンケートやE-mailによりいただきましたご質問内容とその答えを掲載しております。
お客様のニーズに合わせ、ご質問の項目を順次追加してまいります。

Q.建て方時の養生方法はどのようにするのか?

一般的な在来軸組の住宅等にホームコネクターをご利用頂く場合には、仮筋違や添え板による仮止めが主流となっております。

Q.技能者の習熟度の判断は?手ほどきを受ける必要がありますか?

ホームコネクターの施工につきましては、特別な技術は必要となりません。一般の大工さんであれば、どなたでも施工が可能です。
なお、弊社では、初めてホームコネクター工法にお取組み頂くお客様には、研修キットをご用意させていただいております。この研修キットは、セミナーでご覧頂きましたビデオをベースに筋違モデルを作製頂くことで、接着工法を修得頂くシステムとなっております。この研修キットは、研修ビデオと施工に必要となる注入ガンや、コネクター等をセットとするとともに、一回分の現場指導費を込みとして10万円(税別)で販売させて頂いております。

Q.接着剤の成分を知りたい。

接着剤は、ポリウレタン系、エポキシ系の2種類を用意しております。

ポリウレタン系接着剤成分
イソシアネート末端ウレタンプレポリマー 90%
トルエン 10%

エポキシ系接着剤成分

  • ビスフェノールA型エポキシ樹脂
  • アクリルオリゴマー
  • 1−6ヘキサンジオール
  • シランカップリング剤
  • 二酸化チタン
  • アマイドワックス
  • 非晶質二酸化珪素
  • 変成ポリアミドアミン
  • 変成脂肪族ポリアミン
  • 酸化鉄黒
  • アマイドワックス

エポキシ系接着剤は無用剤型でVOCの発生はありません。

Q.木材の許容応力により耐力の差が有ると思いますがそのデータ?

ホームコネクターの実験及び設計耐力につきましては、杉材(ヤング50程度)のものをベースとしております。
弊社の設計基準は構造材として最低レベルの材料を基準とすること基本としております。従いまして、他の材(檜や米松、集成材等)をご使用頂くに当たっては、設計強度を若干高めに設定頂くことも可能です。

Q.木材の膨張収縮との強度の関係は?

ホームコネクターの実験に使用した木材は間伐材等を用いております。 これらの材料において1年間接着剤の付着強度を調べたところ、2週間目の付着強度が45kgf/・2で有ったのに対し、1年後の付着強度が上は80kgf/cm2以上となる結果を得ております。使用した材は、1年間の間に当然膨張・収縮を発生している(中には割れを発生したものも有りました)と考えられますが、付着強度が上がり続けた結果より、殆どその影響を受けていないと判断しております。
また、弊社が設計強度として使用している接着剤の付着強度は、
  長期:15kgf/cm2
  短期:30kgf/cm2
となっております。
1年後の付着強度強度から考えると高い安全率を持った設定となっております。従いまして、設計上、弊社の設計強度を使用頂ければ安全な設計をいただけるものと考えております。

Q.柱と土台・基礎とのホールダウン金物の代用には利用出来ないのでしょうか?

十分にご利用頂けます。大分県におきましては、ホールダウン金物の代わりとしてよくご利用頂いております。
なお、ホームコネクターの場合は、TL−150を1本使用頂ければ、1.27tの引き抜きに対応できます。ホールダウン金物のHD−10(1t)に対応できる値となっております。 もし、2.5tの引き抜きに対応する必要があれば、TL−150を2本ご使用頂くこととなります。
是非、ホームコネクターのご利用をご検討下さい。

Q.接着剤の劣化について未知のものが多いのでは?

接着剤の主な劣化要因は紫外線と熱劣化となります。
まず、紫外線劣化ですが、ホームコネクター工法の場合、木材内部に封入され紫外線が当たらない為、劣化は殆ど考えられない状態となります。紫外線照射による劣化促進試験においても全く劣化が見られないというのが現状です。
次に熱劣化についてですが、ホームコネクター工法に使用している接着剤は90度以上の温度で劣化を発生します。しかしながら、木材自体が断熱材となるため、熱劣化についても劣化を発生しない状態となっております。熱劣化につきましても、煮沸試験等を行っておりますが、全く劣化を発生しないという結果を得ております。
以上のことより、弊社におきましては、ホームコネクター工法における接着剤の劣化は殆ど発生しないと判断しております。

Q.責任施工ですか?

現状では、弊社はホームコネクターの販売のみで、施工は行っておりません。
施工につきましては、一般の大工さんに行って頂いております。なお、施工いただく大工さんに対しましては、事前研修を行ってから現場に入って頂く方式をとっております。
但し、もし、責任施工のご希望を頂くようであれば、弊社と提携先の業者をご紹介することも可能です。

Q.部材組み立て時の位置保持が難しいと思われますが、特別な施工方法が有るのでしょうか?

特別な施工方法というのは御座いませんが、木だぼを用いて仮止め及び位置決めを行ったりしております。
また、パーツとして地組み頂けるものにつきましては、予め地組みを行っていただくことをお勧めしております。

Q.部材継ぎ位置のズレはどう対処するのですか?

ホームコネクター工法では、ホームコネクターのロッド径18mmに対し、木材面の穴は21mmで加工頂いております。この為、多少のズレに関しては吸収できるようになっております。